介護職として働く人の中には、「ピアスをしていたら注意された」という人もいることでしょう。
これから介護職として働こうと思っている人には、「ピアスしたまま仕事しても平気かな?」という疑問を持っている人もいると思います。
そこで今回は「なぜ介護職はピアスをしてはいけないのか|今すぐ外した方が良い理由」というテーマでお話をしていきます。
この記事を読んでいただくと、介護職がピアスをしてはいけない理由を知っていただけます。
結論を言ってしまうと、介護職がピアスをしてはいけない理由は「危ないから」です。
それでは詳しくみていきましょう。
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介護職がピアスをしてはいけない理由
介護職がピアスをしてはいけない理由は3つあります。
ポイント
- 利用者や物に引っかかって怪我をする可能性があるから
- 落として利用者が怪我をする可能性があるから
- 菌が入って感染症等の危険性があるから
もしかしたら、「ただの身だしなみとしてピアスをしてはいけないと思っていた」という人もいるかもしれませんね。
しかし、介護職がピアスをしてはいけないのは「危険だから」なんです。
今紹介した3つの理由について詳しく説明をしていきます。
利用者に引っ張られて怪我をする可能性があるから
介護職がピアスをしてはいけない理由の1つ目は「利用者に引っ張られて怪我をする可能性があるから」というものです。
「ピアスを引っ張る人なんていないでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、介護職は「認知症」と言われる病気になってしまった人を相手に仕事をします。
認知症になってしまった人は、あなたの耳についているものが「ピアスである」ということを認識できなくなっている可能性があります。
あなたの耳にキラキラ光るピアスを見て「あなた、耳に何かキラキラしたものがついているから取ってあげる」なんて言われて引っ張られてしまう可能性だってあるのです。
最近はご利用者が職員に暴力をするニュースもありますから、自分の身を守るためにもピアス等の余計な装飾品は身につけないようにしておきましょう。
落として利用者が怪我をする可能性があるから
介護職がピアスをしてはいけない理由の2つ目は、「落としてしまい利用者が怪我をする可能性があるから」です。
介護の現場は掲示物を貼るときも画びょうの使用が禁止されています。
画びょうが禁止されているのも、気づかぬうちに床に落ちていてご利用者が怪我をする可能性があったり、画びょうと判断できずに拾って口に入れてしまったりという可能性があるからです。
ピアスも同様に、何かの拍子に床に落ちてしまい、ご利用者が踏んだり場合によっては口に入れたりして怪我をする可能性があるため禁止されています。
介護職がピアスをつけて仕事をすることは、あなただけでなくご利用者も怪我をさせてしまう可能性があるため禁止されています。
菌が入って感染症等の危険性があるから
介護職がピアスをしてはいけない理由の3つ目は、「菌が入って感染症等の危険性があるから」です。
ピアスは耳に穴を開けるため、炎症を起こしたり菌が入ったりする危険性があります。
もしあなたの耳に菌が入って炎症を起こしてしまい、菌がついた手がご利用者の介助をした場合、あなたからご利用者へ菌が感染してしまう可能性があります。
さらに、ご利用者が何かしらの菌を持っていた場合、ご利用者からあなたに菌が感染していく可能性があります。
このように、ピアスをするということはあなたの知らないうちに何かしらの感染症にかかってしまうリスクを背負って仕事をしているということになります。
あなたが感染してしまうだけではなく、ご利用者にも感染症を引き起こしてしまう可能性があるため、仕事中のピアスの使用はやめた方が良いでしょう。
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介護職でもどうしてもピアスがしたいなら…
介護職がピアスをして仕事をすることは絶対におすすめできませんが、どうしてもしたいのであれば、次の2つの条件を守ってください。
ポイント
- 透明で小さいピアスをする
- 認知症の利用者がいない職場を見つける
ピアスをしている人は、ピアスを外すと穴が塞がってしまうから…とずっとしている人を見かけます。
しかし、先ほど言ったように介護職がピアスをしたまま仕事をすることには多くの危険があります。
プライベートでピアスをすることに関しては自由なので、どうしても仕事中に穴が塞がってしまわないようにピアスをしたいという人は2つの条件を守ってください。
透明で小さいピアスをする
介護職として仕事中でもピアスをする必要がある人は「透明で小さいピアスをする」ようにしましょう。
透明であれば、耳にピアスをついていることをご利用者が気づかないかもしれません。
ピアスをしている以上、落としてしまう可能性はつきものですが、ご利用者に引っ張られてしまう可能性は少なくできます。
透明なピアスをする場合でも、あくまでも「穴が塞がらないようにするため」に使用して、おしゃれのために使用することはやめましょう。
認知症のご利用者がいない装飾品OKの職場を見つける
介護職でもピアスをして働きたいのであれば、「認知症のご利用者がいなくて装飾品の決まりがない職場を見つける」のも1つの方法です。
先ほど、介護職がピアスをしてはいけない理由でも紹介した通り、認知症のご利用者がピアスを引っ張ってしまう可能性があるので、認知症のご利用者がいない職場を選ぶ方法もあります。
しかし、そもそも介護職がピアスをすることを禁止している職場が多いですから、装飾品についての規定を厳しく定めていない職場を探す必要があります。
介護職もしたい。
ピアスもしたい。
そのような人は認知症のご利用者がいなくて装飾品の決まりも厳しくない職場を探すようにしましょう。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅で自立した人が多い施設を探してみましょう。
まとめ:介護職は基本的にピアス禁止
今回は「なぜ介護職はピアスをしてはいけないのか|今すぐ外した方が良い理由」というテーマでお話をしてきました。
この記事で紹介したことをまとめておきます。
まとめ
介護職がピアスをしてはいけない3つの理由
- 利用者や物に引っかかって怪我をする可能性がある
- 何かの拍子に落としてしまい利用者が怪我をする可能性がある
- 菌が入って感染症等の危険性がある
介護職でもピアスがしたい人は透明で小さいピアスをする
認知症の利用者がいない装飾品OKの職場を見つける
介護職は基本的にピアスは禁止ですが、どうしてもしたい人は装飾品の規則が厳しくない職場を探してみてくださいね。