介護職が働いている施設を見学に行くと、ポロシャツで働く人を多く見かけます。
私が実際に働いている施設でも、介護職はポロシャツを着て仕事をしています。
なぜ、介護職はポロシャツを着て働くことが多いのでしょうか。
そして、ユニフォームが支給されない職場では何に気をつけてポロシャツを選べば良いでしょうか。
今回は「介護職がポロシャツを着る理由と選び方」について紹介していきます。
この記事を読んでいただくことで「介護職がポロシャツを着る理由」と「おすすめのポロシャツ」を知っていただくことができます。
それではみていきましょう。
介護職がポロシャツを着る理由
介護職の多くがポロシャツを着て仕事をしていますが、理由には次の3つがあります。
ポイント
- 使いやすい
- 襟があるからフォーマル
- 洗濯しやすい
「使いやすい」「フォーマル」「洗濯しやすい」という理由から、多くの施設で介護職のユニフォームとしてポロシャツが選ばれています。
なぜポロシャツを着ているのかということを知っておくことも、働く上では大切なことかもしれませんね。
それでは、もっと詳しくみていきましょう。
【 1 】使いやすい
介護職がポロシャツを着る理由の1つには「使いやすい」ということが挙げられます。
「介護職はしんどい」などと言われるように、結構な体力仕事です。
1日中体を使って働く訳ですから、動きやすい服装が好まれます。
ポロシャツは伸縮性もあり、運動にも使用されることがあるように、動きやすい設計になっています。
そのため、動きの多い介護職におすすめのウェアとして愛用されています。
【 2 】襟があるからフォーマル
介護職がポロシャツを着る理由の2つ目は「襟があるからフォーマル」であるということです。
「動きやすさが大事なら、Tシャツでも良いのでは?」と思うかもしれませんよね。
Tシャツでは仕事着としてラフすぎるため、フォーマル感を出せるポロシャツを着用する方が好ましいです。
ゴルフプレイヤーもポロシャツを着ていますが、元々貴族のスポーツであったために襟付きであることが必須となっています。
このように、襟付きの服はフォーマルな服装という風に認められています。
介護の仕事をする上では、フォーマルかつ動きやすい服装であることが必要なのでポロシャツが選ばれています。
【 3 】洗濯しやすい
介護職がポロシャツを着る理由の3つ目は「洗濯しやすい」からです。
夏場は汗をかきますし、日々の業務の中でずっと着ているものです。
当然、毎日の交換が必要で、さらには色々なご利用者に触れるために感染予防の観点からしっかりと洗濯をして清潔にしておく必要があります。
このような理由から、介護職は毎日洗濯をしやすい服装をすることが大切になります。
よって、動きやすく、フォーマルであり、洗濯がしやすいポロシャツが選ばれているということになります。
介護職用のポロシャツの選び方
なぜ介護職がポロシャツをユニフォームとしていることが多いのかという理由を知っていただいたところで、ポロシャツの選び方について紹介していきます。
職場から指定がある場合は良いのですが、ない場合はどのようなポロシャツを選べば良いか悩みますよね。
ポロシャツを選ぶときは、次の3つのポイントに注意してみてください。
ポイント
- ポケットの位置は邪魔じゃないか
- 着丈が充分な長さがあるか
- 透けにくい素材になっているか
この3つのポイントをおさえてポロシャツを購入すれば失敗することはありません。
それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。
【 1 】ポケットの位置は邪魔じゃないか
ポロシャツを選ぶときの1つ目のポイントは「ポケットの位置が邪魔じゃないか」ということです。
ポロシャツによっては、胸ポケット、へその横、腰の上と色々な位置にポケットがついているものがあります。
現場経験から言うと、ポロシャツについているポケットはすべて介助時には邪魔になります。
たとえば胸ポケットの場合。
胸ポケットにはボールペンやメモ帳を入れることがあります。
しかし、胸というのはご利用者を介助する際に顔が当たる場所になります。
ご利用者の顔が当たる位置にボールペンやメモ帳が入っていたとしたら…。
ご利用者にケガをさせてしまう可能性もありますよね。
また、ポケットがあるが故に名札をつけてしまう場合もありますが、同じくご利用者のケガの原因になります。
へその横や腰の上あたりのポケットも、同じようにご利用者を介助する上で邪魔になります。
腰周辺というのは、介助するときにご利用者が手をまわしてり掴まったりする位置です。
胸ポケットと同様に、ご利用者がケガをする原因になります。
余談ですが、ボールペンやメモ帳はズボンのポケットを活用するようにしましょう。
ポケットがついていないポロシャツを見つけることがベストですが、多くのポロシャツにポケットがついています。
基本的には使用しないようにして、ポケットが邪魔にならないポロシャツを選びましょう。
【 2 】着丈が充分な長さがあるか
ポロシャツを選ぶときの2つ目のポイントは「着丈が充分な長さがあるか」どうかです。
着丈とは、ポロシャツの裾の部分の長さですね。
理想は、お尻がある程度隠れる長さであることです。
お尻が隠れるほどの長さでは長いように思うかもしれませんが、介護の仕事は屈む動作が多くあります。
着丈が短いポロシャツでは、屈んだときに背中や下着が見えてしまいます。
充分な着丈の長さを確保し、肌や下着が露出しないように配慮しなくてはいけません。
このような理由から、ポロシャツを選ぶときは着丈がお尻を隠す程度まであるものを選びましょう。
【 3 】透けにくい素材になっているか
ポロシャツを選ぶときの3つ目のポイントは、「透けにくい素材になっているか」どうかです。
介護の仕事は、夏場は特に大量の汗をかくことがあります。
透けやすい素材では、肌や下着が透けて見えてしまいます。
また、汗をかかなくても透けてしまうような素材のポロシャツは問題外です。
中には、介護職の背中や下着が透けて見えていることに欲情してしまうご利用者もいるので…。
このように、透けやすい素材のポロシャツは仕事に支障がでるので選ぶときは気をつけましょう。
まとめ:ポロシャツは介護職の基本ユニフォーム
今回は「介護職がポロシャツを着る理由と選び方」について紹介してきました。
この記事で紹介した内容を最後にまとめておきます。
まとめ
介護職がポロシャツを着る理由
- 使いやすいから
- 襟があるからフォーマルだから
- 洗濯しやすいから
介護職用のポロシャツの選び方
- ポケットの位置は邪魔じゃないか
- 着丈が充分な長さがあるか
- 透けにくい素材になっているか
多くの施設でポロシャツを介護職のユニフォームとして採用していますが、なかには自分で用意しないといけない職場もあります。
そのようなときは、ぜひこの記事を参考にしてポロシャツを選んでみてくださいね。