介護職楽すぎ！と言っている人に共通している3つのこと

ツイッターを始め、SNSで時々見かける「介護職楽すぎ！」という言葉。

さらに、「介護職って楽なんでしょ？」という介護職でもない人。

いったいなぜ、そのような言葉が出るのか調べてみました。

介護の仕事をしたことがない人は、おそらく身近に「介護の仕事は楽だよ」と言っている人がいると思います。

介護職の経験者で「介護楽すぎ」と言っている人には、実は3つの共通点がありました。

そこで今回は、「介護職楽すぎ！と言っている人に共通している3つのこと」について話をしていきます。

それではみていきましょう。

介護職楽すぎ！と言っている人に共通している3つのこと

「介護職楽すぎ！」と言っている人には、次のような3つの共通点がありました。

多くの人がこの3つに当てはまっていることがわかりました。

それでは1つずつ詳しくみていきましょう。

【1】自立した高齢者が利用している施設で働いている

「介護職楽すぎ！」と言っている人に共通していることの1つ目は、自立した高齢者が多く利用している施設で働いているということでした。

別の言い方を使えば、働いている施設のご利用者の平均介護度が低いということですね。

「介護の仕事楽だよ」と言っている人が働いている施設形態で言えば、サービス付き高齢者向け住宅や、有料老人ホームがあります。

もちろん、重度の人を受け入れているサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームもあります。

特別養護老人ホームの場合は、入所するためには原則要介護3以上の認定が必要になります。

要するに、特別養護老人ホームは必然的に重度の人が多くなるから大変であると考えることができます。

それに対して、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームは、要支援の人も受け入れていることから、日常生活が自立している人が多く利用している場合もあります。

そういった施設を見つけることができれば、実際に介助することが少ないですから楽になるということです。

介護職を楽だと感じている人は、自立した高齢者が利用する施設で働いているということが分かりました。

【2】給料は年収約300万円程度

「介護職楽すぎ！」と言っている人に共通する2つ目は、給与は年収で約300万円程度ということです。

ボーナスが、夏と冬合わせて50万円くらいと考えると、月収は20万円程度と推測されます。

手取りにすると、15〜16万円程度でしょうか。

いかがですか？

正直、少ないと思います。

しかし、実家に住んでいてあまりお金を使わない人は余裕で生活していけるという声が出ていました。

さすがに、一人暮らしや家族を支えるとなると結構厳しい金額ということになります。

自立度が高く楽な分、給与も安めと考えると納得かもしれませんね。

この記事を読んでいただいている人で、

「え、私の施設すっごい大変だけど給与同じくらいなんだけど！！」

って人がいれば、あなたの心と体が健康なうちに転職することをおすすめします。

介護職を楽だと感じている人は、年収約300万円程の給与の人が多くいました。

【3】介護職としての経験が豊富

介護職を楽だと感じている人の特徴の3つ目としては、介護職としての経験が豊富ということがありました。

そして、経験豊富な介護職が、先ほど紹介したような介助量が少ない施設で働くと「介護職楽すぎ」という状態になっていることが分かりました。

初めて介護の仕事をする人が、先ほど紹介したような施設で働いても「介護職大変」と思うかもしれませんが、経験を積んだ人なら介護の仕事が楽だと感じやすい状況であるようです。

つまり、介護職としての経験が豊富な人が介助量の少ない施設で働くと、介護の仕事を楽だと感じていることがあるということです。

介護職楽すぎ！と思える環境で働くことに向いている人

身体介護等の、介助量が多い環境で働くことが好きな人いると思います。

では、どのような人が楽だと思えるような環境で働くことが適しているのでしょうか。

それは、次の3つに当てはまるような人です。

では詳しくみていきましょう。

【1】資格試験を受ける予定がある人

これから、介護福祉士や介護支援専門員等の資格を取ろうと思っている人は、自立した人が多いような施設で仕事をすると良いでしょう。

夜勤があっても、あまりコールも頻繁には鳴らないので、「やることがない」と言っている人もいるくらいです。

そういった仕事の時間を有効活用して勉強するというのも1つの手です。

もちろん、そういった時間の使い方を施設が良しとしていればですが、「夜勤の時間に勉強してても良いことになっている」という人もいます。

施設を探す段階で、そのあたりまで情報を取ることができると良いですよね。

これから資格を取ろうと思っている人は、「介護職って楽すぎるなー」と思われるような施設に勤めるのも1つの手段と言えます。

【2】体力的に介護の仕事がきつくなってきた人

体力的に自信がない人や、腰を少し痛めてしまった人等は、介助量の少ない施設で働くというのも1つの選択肢ではないでしょうか。

ずっと介護の仕事をしてきたという人は、ある程度年を重ねてから違う仕事をするということを大変に感じることでしょう。

また、「体力的にきつくなってきた」とか「腰が少し痛い」ということがあっても、「これからも介護の仕事を続けたい！」という人もいることでしょう。

そういった人たちは、介助量の少ない施設で働くことで介護職を継続していくことができます。

【3】介護未経験で自信がない人

初めて介護職として仕事をするという人が働く場所を考えるとき、選択肢は2つあります。

元々「介護職になりたい」と思っている人は前者がおすすめです。

しかし、「介護の仕事をちょっとやってみようかな…」という人は後者が良いでしょう。

私は、介護の仕事を長く続けてくれる人が増えてほしいと思っています。

ですから、最初は介助量の少ない施設から始めてもらって、徐々に介護というものに慣れてもらえると良いのかなと考えています。

ただし、介助量の少ない施設から介護の仕事を始めることで「介護職って楽すぎ！」とまわりの人に言ってしまうと、介護職への誤解が生じるので気をつけていただきたいものですね。

介護未経験で自信がない人は、介助量の少ない施設から経験を積むというのも1つの選択肢となります。

まとめ：介護職楽すぎと言えるようになるためには施設選びは欠かせない

今回は「介護職楽すぎ！と言っている人に共通している3つのこと」について話してきました。

最後にまとめておきます。

介護職を楽だと言っている人には、実は大変な経験をしてきたからこそ「楽だ」と感じている部分がありました。

資格を取ろうと思っている人や、体力的にきつくなってきた人、介護未経験な人には、そういった楽と言われるような環境で働くのも1つの選択肢なのではないでしょうか。

「簡単に言うけど、どうやってそういう施設を探せば良いの？」

と言う人もいることでしょう。

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