こんにちは。
支援相談員のまるっちょ。(@sw_maruccho)です。
老健のケアマネは、施設によって結構役割が違うことがあります。
そこで、私がこれまでに見聞きした老健におけるケアマネの役割についてご紹介します。
老健におけるケアマネの役割
老健におけるケアマネの役割としては、次のようなことが考えられます。
- 施設サービス計画書(ケアプラン)の作成
- アセスメント
- 退所対応
- 家族説明の連絡調整
老健のケアマネの中心業務はこのあたりではないでしょうか。
それぞれの項目についてご説明していきます。
施設サービス計画書(ケアプラン)の作成
これはもう説明不要かと思いますけど、ケアマネの中心業務ですね。
施設に入所したからといって、支援が無計画であってはいけません。
ケアマネ中心に、しっかりと計画書を作りましょう。
施設によっては、情報を現場の介護職がとってケアマネに報告するようなスタイルをとっている場所もあります。
本来は、ケアマネ自らご利用者の支援をしてカンファレンスを通してケアプランを作成することが望ましいですよね。
アセスメント
ケアプランの作成のために必要不可欠であるアセスメント。
もちろんこれもケアマネの役割です。
ケアマネ自らアセスメントして、計画書を作成する。
それをカンファレンスで話し合って訂正していくのが本来の形です。
つまり、このアセスメントもケアマネの役割として必要不可欠です。
しかし、先ほども言ったように施設によってはアセスメントも介護職員が実施しているところもあります。
介護職員がアセスメントすることももちろん大事ですが、介護職員は介護職員でアセスメントをする。
ケアマネはケアマネでアセスメントするというのが基本になります。
退所対応
これも施設によって異なることですが、入所対応は相談員。
退所対応はケアマネとしているところもあります。
たとえば、特養申請への声かけですとか、区分変更の声かけ等、退所に向けた調整全般をケアマネが行っている施設もあります。
私がいる施設では退所の調整も相談員がしていますので、施設によって違う部分です。
家族説明の連絡調整
ケアプランは3か月に1回といったペースで見直しをしていきます。
新しい計画書が作成されるたびに家族に説明と同意を得ることになります。
新しい計画書が出来たので説明しますという連絡を取ったり、計画書に同意を得ているかという管理をするのもケアマネの仕事です。
ケアマネがやる可能性のある業務
他にも次のような業務を請け負う可能性があります。
- リスクマネジャー
- 苦情相談窓口
- 介護業務
- 相談員業務
これらの業務はケアマネじゃなきゃいけないということではありませんが、担当する可能性があるものです。
リスクマネジャー
リスクマネジャーは、事故やヒヤリハットを担当する人です。
仮にリスクの委員会を設けている施設であれば、委員長を務める可能性もあります。
リスク関係の出来事に対して中心となって動く役割があります。
苦情相談窓口
苦情相談窓口の多くが支援相談員になっている施設が多いです。
しかし、ケアマネが担当する可能性もあります。
先ほどのリスクマネジャーと合わせて務めることもありますね。
介護業務
介護業界は人手不足と言われています。
介護職員が足りなくて業務がまわらないなんてときもあります。
そういった場合はケアマネが介護業務を行わざるを得ない状況も起こります。
これも施設によって特徴が出る部分であることは間違いありません。
相談員業務
老健では、ケアマネと相談員は兼務して良いことになっています。
時々、相談員とケアマネ兼務が4人いますよっていう施設がありますね。
つまり、ケアマネではあるけれども相談員として入所相談を受けることも考えられます。
まとめ
老健では、基本的にはケアプラン作成やアセスメント、ケアプランの管理といったことがケアマネの役割となります。
加えて、施設によっては、介護業務や相談員業務に入る可能性もあります。
そういった部分では、ケアマネと支援相談員の住み分けが難しい施設形態といえるでしょう。
老健で働いてみようとかなーと思っている方は【老健で働くのに向いてる人ってどんな人?支援相談員がお答えします。】を読んでみてください。
ケアマネ試験受けてみようかと思っている人は【ケアマネ試験の合格率が低い理由|実際に受験した感想】の記事や【ケアマネの試験は過去問を攻略することから始めよう】を参考にしていただくと良いです。