介護職の健康

夜勤が引き起こす5つの健康リスク|今あなたの体に何が起きているか

夜勤の健康リスク

 

夜勤は健康リスクが高い

 

夜勤経験者は、1度はこのような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

また、これから夜勤をしようと思っている人も

 

「夜勤て健康に良くないって言うよなあ…」

 

ということを考えているのではないでしょうか。

 

では、あなたに質問です。

 

夜勤をすることで具体的にどのような健康リスクがあるかご存知ですか?

 

今回は、この質問の答えとなる「夜勤が引き起こす健康リスク」についてお話をしていきます。

 

夜勤をしている人も、これから夜勤をする人も、「夜勤をすることであなたの体に何が起こるのか」ということを知っておいてください。

 

この記事は、次のような人に向けて書いています。

 

こんな方におすすめ

  • 夜勤をしている人
  • 夜勤をしようか考えている人
  • 夜勤にどのような健康リスクがあるか知りたい人

 

 

それでは早速みていきましょう。

 

 

夜勤が引き起こす5つの健康リスク

夜勤が引き起こす健康リスクには、次の5つがあります。

 

ポイント

  • ストレスが増大する
  • 免疫力が低下する
  • 体重が増加する
  • 認知機能が低下する
  • 自律神経が乱れる

 

夜勤には、「ストレスの増大」「免疫力の低下」「体重の増加」「認知機能の低下」「自律神経の乱れ」といった5つの健康リスクが考えられます。

 

それでは、もう少し詳しくみていきましょう。

 

【1】ストレスが増大する

夜勤が引き起こす健康リスクの1つ目は「ストレスが増大する」ということです。

 

夜勤をするということは「睡眠不足になる」というデメリットがあります。

 

この「睡眠不足」がストレスを増大させる原因となります。

 

そして、ストレスが増大することで更なる健康被害が出てきます。

 

それが「頭痛」「腹痛」「胃がん」「胃潰瘍」といった病気です。

 

ストレスが溜まれば溜まる程、心理症状や身体症状の健康被害が引き起こされます。

 

対策としては「睡眠時間をしっかりと確保すること」が大切です。

 

夜勤はどうしても拘束時間が長いです。

 

夜勤を終えて帰宅してもすぐに休む訳ではなく、自宅のことや他の私生活に必要なことをしてしまうと思います。

 

その結果、総合的に見て睡眠時間が不足しているということが起こります。

 

夜勤には睡眠不足によってストレスが増大するという健康リスクがありますから、しっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。

 

【2】免疫力が低下する

夜勤が引き起こす健康リスクの2つ目は「免疫力が低下する」ということです。

 

夜勤をすることで免疫力が低下するのは、やはり睡眠不足が原因です。

 

さらに、1つ目にみた「ストレスの増大」も免疫力を低下させる原因となります。

 

免疫力が低下すると、風邪を引きやすくなったり、感染症に罹患しやすくなったりと健康被害が起こります

 

多くの人が経験あるであろう感染症としては、ニキビや口内炎があります。

 

インフルエンザやノロウィルスといった重傷化する可能性のある感染症にも罹患しやすくなります。

 

他にも、ヘルペスが出来たり、便秘になったりと様々な健康被害が出てきます。

 

免疫力を上げるには、睡眠、食事、運動のバランスが大切になってきます。

 

夜勤をすることで免疫力の低下が起こり、感染症等の健康被害を引き起こすことになりますので、睡眠や食事、適度な運動をすることを大切にしていきましょう。

 

【3】体重が増加する

夜勤が引き起こす健康リスクの3つ目は「体重が増加する」ということです。

 

「夜勤をしてから体重が増えた」という人も少なくないのではないでしょうか。

 

夜勤をしている人は不規則な時間に不規則な食事をするため、肥満になりやすい傾向があります。

 

夜勤の人に多いのは、「腹部肥満」というものです。

 

腹部肥満になってしまうと「心臓病」「糖尿病」「脳卒中」といった病気を引き起こす可能性が増えていきます。

 

他にも、死亡することもある「睡眠時無呼吸症候群」も肥満になると罹患しやすくなるリスクがあります。

 

体重増加によって肥満となった場合、内臓の病気だけではなく膝や腰への負担が増加することによる膝痛や腰痛を引き起こすといった健康被害が出ます。

 

さらにはガンのリスクも増加すると言われています。

 

夜勤は「腹部肥満」になるリスクが高く、死に至る可能性がある病気に罹患する可能性があるので、食事制限や適度な運動を心がけて体重をコントロールしていきましょう。

 

【4】認知機能が低下する

夜勤が引き起こす健康リスクの4つ目は「認知機能が低下する」ということです。

 

夜勤をして長期的な睡眠不足が続くと、脳が縮小すると言われているのをご存知でしょうか。

 

脳が縮小するということは、当然認知機能が低下していくことを意味します。

 

まるで認知症のような状態ですね。

 

睡眠は脳が健康でいられるように休息させるための行為であり、睡眠不足は脳の健康に悪影響を与えることになります。

 

夜勤による長期的な睡眠不足により脳が縮小され認知機能の低下が起こりますので、しっかりと睡眠を確保して脳を休めてあげましょう。

 

【5】自律神経が乱れる

夜勤が引き起こす健康リスクの5つ目は「自律神経が乱れる」ということです。

 

夜勤による睡眠不足、ストレス過多、生活習慣の乱れが自律神経のバランスを崩してしまいます。

 

自律神経が乱れると、「自律神経失調症」や「胃炎」「過呼吸」といった健康被害を引き起こします。

 

メニエール病に罹患することもあります。

 

夜勤をすることで睡眠不足やストレス過多を引き起こし自律神経が乱れますので、まずは睡眠を確保して生活リズムを整えるように対策しましょう。

 

まとめ:夜勤の健康リスクは「睡眠の確保」をポイントにしよう

今回は「夜勤が引き起こす健康リスク」ということでお話をしてきました。

 

体に関わる大切なことなので、最後にまとめておきますね。

 

まとめ

夜勤が引き起こす5つの健康リスク

  • ストレスが増大する
  • 免疫力が低下する
  • 体重が増加する
  • 認知機能が低下する
  • 自律神経が乱れる

 

ここまでお話してきた通り、夜勤の仕事は「睡眠不足」になります。

 

人間にとって睡眠は必要不可欠なものです。

 

ですから、睡眠不足になると身体的にも精神的にも健康を害するリスクが高くなります。

 

もちろん健康管理は睡眠だけでなく、食事や軽い運動が大切です。

 

睡眠、食事、運動と3点セットで考えていただき、特に睡眠時間の確保は十分にしていただけたらと思います。

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