「産休や育休を取得して後に介護職として復帰しようと考えている人」や「子供がいて介護職として働きだしてみようと思っている人」がいると思います。
子供がいながらに介護職として働いていこうと思っている人がぶつかる問題に「夜勤」があります。
そこで今回は「子供がいても介護職として夜勤もこなすために大切なサポートの話」をしていきます。
この記事を読んでいただくことで、「夜勤ありの介護職」として働くべきか「夜勤なしの介護職」として働くべきかを考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。
この記事で紹介していること
- 「夜勤あり」と「夜勤なし」のどちらで働くかを考える判断材料
- 夜勤ありで働くために必要となるサポート
- 子供が何歳になったら夜勤をできるようになるか
- 夜勤ができない人が介護職として働ける職場
それでは早速みていきましょう。
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子供がいても介護職として夜勤ができるのかを考える判断基準
これまで介護職として働いてきて、子供ができたことを機に「子供が生まれてからも夜勤はできるのだろうか?」と考える人もいることでしょう。
ここで、「子供がいても夜勤ができるかどうか」の判断基準になるものを紹介します。
ポイント
- 親や友人など子供を預かってくれるサポートがある
- 子供を預かってくれるサポートがない
このように、「子供を預かってくれるサポートが受けられるかどうか」が介護職として夜勤ができるかできないかを判断する基準になります。
では、「子供を預かってくれるサポート」とはどのようなことを言うのでしょうか。
次に紹介していきます。
子供がいても介護職として夜勤をこなすために必要なサポート
では、実際に「子供を預かってくれるサポート」にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは代表的なものを2つ紹介します。
ポイント
- 夫や実家
- 身内や友人
【1】夫や実家
まず最初の候補は「夫」や「実家」です。
夫がしっかりと育児に参加しているのであれば、夫が子供をみて、あなたが夜勤に行くということは充分に可能でしょう。
しかし、夫が育児に参加しない人なのであれば期待できません。
そこであなたが次に頼るべきなのは「実家」です。
あなたの親や夫の親に夜勤の日だけ預かってもらうことができないかを相談しましょう。
夜勤の日だけでも親が見ていてくれるということであれば、あなたは夜勤に行くことが可能になります。
夫も実家も頼れない場合はどうすれば良いかを次に紹介します。
【2】身内や友人
夫も実家も子供を預けることができない場合には、「身内」や「友人」を頼ってみましょう。
身内というのは、あなたの兄弟であったり、場合によっては従兄弟や親戚のおじさんやおばさんということもあるでしょう。
近くにいて子供を預かってもらうことができる存在がいるのであれば、積極的に頼るようにしましょう。
身内に子供を預けることが難しい場合は、次に頼れるのは「友人」です。
夜勤の日だけでも子供をみていてくれる友人がいれば、頼ってみるのも1つの手です。
しかし、友人はあくまでも友人であって家族ではありませんから、お互いに気遣う部分はあるでしょうし、どこまで信用できるのか…という問題も出てきます。
本当に信頼できる友人がいる場合は、夜勤の日だけでも預かってもらえないかを相談してみるのも1つです。
24時間対応の保育園はやめておいて方が良い
「家族も友人もだめ…」
そんなときは「24時間対応の保育園」を利用してみるのも良いのではないか?と考える人もいると思います。
24時間対応の保育園は都心を中心に展開しています。
個人的な意見になってしまいますが、24時間対応の保育園はおすすめしません!
理由は大きく2つあります。
- 認可外保育園が多い
- 利用料が高い
インターネットで「24時間対応の保育園」と調べてみると色々と出てきますが、「保育士資格を持っていない場合がある」など、あまり良い話しは出てきません。
もちろんしっかりと運営されている保育園もありますが、利用料が高いです。
1時間500円なんて場所もありました。
介護の夜勤は準夜勤の8時間程度から通常夜勤16時間程度までありますから、16時間で計算したら8,000円です。
夜勤で稼げる給料が保育料で消費されてしまいます。
以上のような理由から、24時間対応の保育園を利用することはおすすめしません。
子供が中学生になったら介護職として夜勤をしても大丈夫
それでは、「いったい子供が何歳くらいになったら夜勤をしても大丈夫か」という話しをしていきます。
1つの目安として多いのは、「子供が中学生になったら」です。
私が働いている職場の介護職や看護師に聞いてみました。
「みなさん、子供がだいたい何歳くらいになってから夜勤をするようにしましたか?」
すると、多くの介護職や看護師が「中学生になってから」と答えてくれました。
ある看護師は、「私が病院で勤めているときも、みんな子供が小さいときは日勤で働くけど、中学生くらいになったら夜勤の勤務にも入り始めるよ」と答えてくれました。
多くの人が経験しているように、子供が中学生になると夜勤をしても大丈夫なようです。
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夜勤ができない人は日勤で勤務できる職場がおすすめ
子供がまだ小さくて、さらに家族やまわりのサポートが期待できないという人は、日勤専従の介護職として働くことをおすすめします。
もちろん、夜勤は無理だけど早番や遅番ならできるという人は、日勤に加えて早番と遅番もできると施設としてはありがたいことがと思います。
さて、日勤常勤として働くことを考えた場合、働き方は大きく分けると2つあります。
ポイント
- 日勤常勤として施設で働く
- デイサービスやデイケアで働く
勤務分担が、「早番」「日勤」「遅番」「夜勤」というように交代制になっている施設でも「日勤常勤」として採用している施設があります。
このように、日勤常勤として施設の介護職として働く方法が1つです。
または、デイサービスやデイケアといった日勤しか勤務体系がない事業所で働くという方法もあります。
入所系施設で働く場合、日勤常勤で働く女性が多くいる場所を選んだ方が良いでしょう。
あなただけが特別に日勤常勤で…というような状況になってしまうと、あなた自身が働きにくい環境になってしまいます。
施設を選ぶ場合は、日勤常勤を積極的に多く採用している施設を見つけましょう。
デイサービスやデイケアは、元々日勤しかない(事業所によっては早番や遅番がある)ので、小さい子供がいる人にはおすすめです。
ただし、あまり小さい事業所を選んでしまうと、配置されている職員が少ないので、子供が体調を崩しても休みにくい状況になってしまいます。
1日の出勤人数が比較的多い事業所を選んでおく必要があります。
まとめ:働きやすい環境の職場を見つけることが何よりも大事
今回は「子供がいても介護職として夜勤もこなすために必要なサポートの話」ということで話しをしてきました。
最後にまとめておきましょう。
まとめ
- 家族や友人、福祉のサポートが受けられる人は「夜勤あり」でも大丈夫
- 子供が中学生くらいになったら夜勤をするようにしても大丈夫
- 夜勤ができない人は日勤メインの職場で働く
夜勤ありで働くにしても、夜勤なしで働くにしても、子供が小さいうちに働く上で大切なことは「子育てに理解がある職場で働くこと」です。
子供が小さいうちは、体調を崩したり何か問題が起きたりと急に仕事を休まないといけないことがあります。
小学生くらいまでは、親が側にいてあげる時間が長く、愛情をたっぷり注いであげた方が良い時期です。
そんなときに、あまりに子育てに理解がない職場では、あなたが働きにくくなる一方です。
子供を育てながら働くときに一番大切なことは「子育てに理解のある職場を見つけること」です。
「子育てに理解がある職場を見つけるのなんて難しい」と思う人もいると思います。
そのようなときは転職エージェントなどを利用して「相談できる人」を味方につけておきましょう。
子供が小さいことや、夜勤をしたいとか、日勤常勤で働きたいとか、「あなたの希望に合った職場」を見つけてくれます。
あなたの子供をしっかりと育ててあげるためには、あなたの職場選びがとても大切なことなんです。
ぜひ良い職場を見つけてくださいね。
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