最初にお伝えさせていただきたいのは、この記事はがっつり転職の勧めということでお話をしていきます。
「介護職なんてやってられないよ!」と思った人で「別に転職までは考えてない…」という方は、介護職の人間関係やストレスに関する記事も書いていますのでそちらを読んでいっていただけると嬉しいです。
さて、がっつりと転職について考え出した人の中には「今の職場を変えればまだ介護職を続けられるかも…」という人もいれば、「もう介護職無理!おわた」みたいな人もいるのではないでしょうか。
今回は「介護職なんてやってられないよ!」という人のために「介護職として転職する場合」と「介護職以外に転職する場合」の両方の視点からお話をしていきたいと思います。
介護職として転職する場合は「やってられない!」理由を明確にしておく
介護職として転職を考えている人であれば、今「やってられない!」と感じている理由を明確にすることが大切です。
理由としては、自分のストレスの原因を考慮して転職先を選んでいかないと同じようなストレスを抱えることになるからです。
たとえば、夜勤の回数が多いとか、残業が多いとか、役職になってから仕事の量が半端無いとか、人間関係がぎくしゃくしているとか、色々ありますよね。
私の場合は、抱えていたストレスは2つありました。
私の抱えていたストレス
- 自宅と職場が遠くて自分の時間が持てない
- 人間関係の悪さ
誰でも抱えてそうなストレスですよね。
その2つのストレスが限界にきた頃、「やってられない!転職しよう!」と決断しました。
この記事を読んでくださっている人は、「実際に転職してみてどうだったの?」ということが気になりますよね。
実際に転職した結果、私のストレスになっていた2つは次のように変わりました。
私の2つのストレスの変化
- 自宅と職場の距離が近くなったら仕事量が多くても自分の時間を持てるようになった
- 人間関係のストレスも以前より減った
それぞれの内容についてもう少し詳しくお話をしていきますね。
自宅と職場の距離が近くなったら仕事量が多くても自分の時間を持てるようになった
自宅と職場の距離が近くなっただけで仕事量が多くても自分の時間を持てるようになりました。
仕事量の多さでいえば、転職した今もそれほど変わりはないかもしれません。
しかし、自宅と職場の距離が違っただけで心の余裕は圧倒的に変わりました。
以前は、自宅から職場まで車で1時間近くかかりました。
たとえば、仕事量が多くて19時まで残業になったとしましょう。
自宅に着くのは20時でした。
夜ご飯を食べてお風呂に入って…なんてしていたらもう寝る時間ですよね。
以前の職場にいたときは自宅と職場の往復だけで1日が終わってしまうという状況でした。
私がこの状況をストレスと感じていたのは、「自分の時間がほしい!」と思っていたからです。
たとえば、家族や大切な人との時間。
スキルアップのために勉強する時間。
趣味や特技に費やす時間。
人生は仕事だけではありませんから、「自分のやりたいこと」に費やす時間は絶対に必要です。
職場が遠く、仕事量が多い状況では自分の時間が持てない日々が続いていました。
しかし、転職して職場が近くになってからは仮に19時に仕事が終わっても19時15分には自宅に着きます。
以前の職場から考えれば45分の余裕ができたことになります。
たった45分!?と思う人もいるかもしれませんが、往復で考えれば90分、つまり1日に1時間30分の余裕が生まれたことになります。
この余裕が、私の気持ちにあった「やってられない!」を「やってられる」に変化させた1つでした。
もし今あなたが、自宅から離れた職場で仕事をしていて、仕事量も多くてストレスを感じているなら絶対に自宅から近くに転職した方が良い人生が待っています。
「あれもしたい」「これもしたいのに…」なんて思って毎日仕事に心や人生を奪われるくらいなら、思い切って転職して本当の意味での自分の人生を過ごしてみませんか?
人間関係のストレスも以前より減った
人間関係のストレスに関しても、以前の職場にいた頃よりもかなり減りました。
「減ったってことはなくなってはいないの?」という方もいるかもしれませんが、介護の現場から人間関係の問題はなくならないと思うというのが私の考えです。
私の場合は、職員数の少ない職場から職員数の多い職場に転職しました。
職員数の少ない職場でこじれた人間関係は、その空間をとても過ごしにくい場所にしますよね。
職員数の多い職場であれば、たとえ誰かとこじれたとしても他にも職員が大勢いますからあまり気にならなくなります。
要するに、心の逃げ道があるということですね。
人間関係というのは、介護業界以外でもどこでもあることです。
ただ、職員が少ない職場よりは多い職場の方が心の余裕が作れるのでおすすめです。
介護職以外に転職する場合は「介護なんてやってられない!」という気持ちで前進あるのみ
介護という仕事自体が嫌になってしまった人は「介護なんてやってられるか!」という気持ちで前進あるのみですね。
介護から1度離れてみることで見えてくる介護という仕事の良さや、介護は自分には合っていなかったんだなーなんてことも発見できるかもしれないですね。
介護以外の仕事をしてみることで、「自分に合う仕事」や「新しい生き甲斐になる仕事」を見つけられたら良いですよね。
世の中にはたくさんの職業がありますから、色々挑戦してみるのも人生なのではないでしょうか。
1つを深く経験するもよし、広く浅く知識や経験を増やしていくもよし、どちらにしてもあなたの人生は素敵なものといえますよね。
「今まで介護の仕事しかしたことないよ!」なんて人もいると思いますし、新しいことにチャレンジするって勇気のいることですよね。
でも、その先に待っている新しい自分や新しい人生を想像してみてください。
希望に満ちあふれていませんか?
転職したことで、「自分の時間がこんなに持てるようになった!」とか「新しい知識を身につけたら、他にもこんなことが出来るんじゃないかって人生が広がった」とか「自分の趣味が仕事になった!」なんてこともあるかもしれませんね。
「介護職なんてやってられない!」と感じている人は、思い切って他の職種に挑戦してみましょう。
まとめ:「介護職やってられない!」と感じたら最初に「転職エージェントに登録」しておく
「介護職やってられないよ!」と思った人は、まずは「転職したら介護職として続けられそう」なのか、「もう絶対に介護職なんて無理」なのかをよく考えましょう。
それに合わせて今後のことを考えていただくと良いでしょう。
どちらにしても、「もう辞めよう!」と思ってから職探しをするのではなく、「転職について考えだしたら転職エージェントに登録しておく」ということが基本になります。
理由としては、すぐに良い案件が見つからない可能性があり、その間に無職になっては困るからということと、転職エージェントに登録して求人チェックをしておくと「よく募集している企業が分かる」ということです。
1つ目については説明不要かなと思います。
2つ目については結構大事です。
よく募集している企業=慢性的な人材不足ということです。
そういった企業に就職してしまわないように、事前に登録をして常に求人をチェックしておくということが大切です。
「介護職やってやれない!」と感じている人は、転職の準備を進めておきましょう。