介護職の面接を受ける人の中で、担当者から「何か質問ありますか?」と聞かれたときに逆質問をすることがあります。
もちろん、質問することは「お、この人はやる気あるな」と思わせることができるので大切です。
しかし、質問してしまったがために面接で落ちる人もいるわけです。
そこで今回は、「介護職の面接で落ちる人がやりがちな逆質問」について話をしていきます。
こんな方におすすめ
- 介護職の面接で聞いてはいけない逆質問が何か知りたい人
- 介護職の面接で聞いた方が良い逆質問が知りたい人
- 介護職の面接で給与面について聞かない方が良い理由が知りたい人
それでは、みていきましょう。
介護職の面接で落ちる逆質問をしてしまう人の3つの特徴
介護職の面接で落ちる人の逆質問には3つの特徴があります。
ポイント
- 給与に関する質問をする
- 残業時間に関する質問をする
- 休日や有給に関する質問をする
これらの質問は採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。
どの質問も大切なことですし、聞きたい気持ちはとてもよく分かります。
それでも、この3つに関しては面接で聞かない方が良いです。
日本人は「勤勉」ですので、「会社のために尽くしなさい」という精神がまだまだ残っています。
確実に採用してもらうためには、避けるべき質問と言えます。
それでは、1つずつみていきましょう。
給与に関する質問
給与が安いと言われる介護職にとって、採用される前に知っておきたいのが給与のことです。
しかし、面接で毎月の給与やボーナスの質問をすることは避けましょう。
生きていくためにはお金が必要ですし、お金を得るための1つの方法が仕事であるにも関わらず、面接での給与の話はマイナスな印象を与えます。
これは日本人の特徴でもあるかもしれないですね。
面接を受ける前に、給与について知っておくようにしましょう。
残業時間に関する質問
介護職を悩ませる1つの原因に残業時間があります。
しかも、サービス残業という風潮がある施設もあります。
これから自分が働くかもしれない職場の残業時間、気になりますよね?
「面接のときに聞いてみよう」って考えて、面接で「残業って結構ありますか?」とか聞いてしまう人がいます。
これ、採用担当者にマイナスな印象を与えます。
「この人、仕事したくないの?」というイメージを受けるんですね。
誰だって残業はしたくないし、採用担当者だって残業しないで早く帰りたいはずなんですが、「面接」という場で残業について聞かれてしまうと、マイナスイメージを持ってしまうのも日本人の特徴です。
面接で残業時間について聞くのは避けましょう。
休日や有給に関する質問
世間では有休消化について施策が進んでいますが、介護業界でも「有給が取得できない!」という声は多数上がっています。
また、施設系で働いている介護職にとっては、土日祝日関係なく働くことになりますから、「自分が休みを取りたいときに取れるのか」というところは気になりますよね。
ましてや、結婚していたり子どもがいたりする人には「希望で休みが取れる」ということは大切なポイントだと思います。
しかし、休日や有給についての質問も採用担当者には良い印象を与えません。
採用担当者は、休日や有給についての質問をされたときに「この人、もしかしたらよく休む人なのかな?」とか、「希望の休みを多く取る職員はトラブルの原因になるかもしれないな…」なんてことを考えるんですよね。
面接を受けるときは、休日や有給についての質問はしないようにしましょう。
介護職の面接で採用されやすくなる3つの逆質問
では、介護職として採用されやすくなる逆質問にはどのようなものがあるでしょうか。
介護職の面接で採用されやすくなる逆質問は次の3つです。
ポイント
- 介護職に求めていることは何か
- 施設の実績や利用者状況
- 今後取り組んでいく予定としていること
こういった前向きな質問をして、「僕(私)も、その中の一員として力を発揮したい」ということを伝えるだけで良い印象を与えることができます。
それでは、1つずつみていきましょう。
介護職に求めていることは何かを聞く
介護職といっても、その役割は働く場所によって違うことがあります。
面接のときには
「この施設で求められている介護職とはどのようなものでしょうか。僕(私)が採用していただいたときの1つの目標にしたいので、教えていただけますか?」
などと質問すると、担当者に好印象ですね。
「あなたの施設の理想としている介護職を目指しますよ」と言っているのですから、「この人は前向きだ。この施設のために頑張ってくれるにちがいない」と受け取ってもらえます。
「介護職に求めていること」について質問するようにしましょう。
施設の実績や利用者状況を確認する
これから自分が働くかもしれない施設の状況を知るためにも、「現在の実績や状況」を質問してみましょう。
1つ注意すべきことがあります。
注意ポイント
定員や対象者については質問しない
「入所定員(または通所定員)は何人ですか?」
「介護度はどれくらいの人が利用できるんですか?」
このような質問はしてはいけません。
なぜなら、事前にホームページなどで調べておくべき内容だからです。
では、どのようなことを聞くかというと、次のような聞き方になります。
「ホームページで定員が100名と記載がありましたが、現在は何名くらい入所されていますか?」
「要介護1〜5までの方が利用できる施設ということですが、平均の介護度はどれくらいですか?」
このような質問をすると、「お、ちゃんとホームページか何かで事前に情報を調べてきたな」とか、「事前情報を調べた上で質問することを考えてきてるな」という好印象を与えることができます。
「この施設に興味を持って面接に来ている」という印象を与えることができるので、施設の特徴を知った上で、それに関連した質問をするようにしましょう。
今後取り組んでいく予定としていることがあるかを聞く
面接のときに聞いておきたいことに、「今後取り組んでいく予定としていることがあるか」を聞くと良いでしょう。
たとえば、「実はこれから加算を取得しようと思っていて、それにはレクリエーション活動の充実が必要なんだよ」なんて話になれば、「僕(私)も是非その一員になって頑張りたいです!」という意思を伝えるチャンスになります。
「これからこの施設のために頑張っていきたいんです!」という熱い想いを伝えるチャンスを得るためにも、「これから取り組んでいくこと」は聞くようにしましょう。
まとめ:介護職の面接でお金や労働条件の逆質問は落ちる可能性がある
今回は、「介護職の面接で落ちる人の逆質問」についてお話をしてきました。
最後にまとめておきます。
まとめ
介護職の面接で落ちる人の逆質問
- 給与に関する質問をする
- 残業時間に関する質問をする
- 休日や有給に関する質問をする
介護職の面接で採用されやすい逆質問
- 介護職に求めていることは何か
- 施設の実績や利用者状況
- 今後取り組んでいく予定としていること
介護職を目指す人は、給与や労働条件は気になるところですよね、
でも、面接で給与の話や労働条件の話は落ちる可能性をグッと高くします。
これは、日本という文化の特徴かもしれないですね。
「勤勉」である日本人は、お金や労働条件なんて気にせず会社のために尽くしなさいという精神ですね。
「でも、給与や労働条件のこと知りたいじゃん!面接のときにしか聞けないじゃん!」
そんな風に考えている人もいますよね。
でも、面接のときに聞くのって勇気がいりませんか?
しかも、聞くことで不採用の確率が上がるかもしれないのに挑戦できますか?
「できれば、面接の前に給与や労働条件を知ってから面接を受けれたら良いなー」
なんて思いませんか?
給与や労働条件をまず知ってから、それに納得した状態で面接を受ける。
給与や労働条件が納得いくものであれば、その後に受ける面接にも気合いが入りますよね。
「でも、そんな方法あるの?」
と思ったそこのあなた。
あるんです、実は。
それが、「かいご畑」などの転職エージェントの活用です。
転職エージェントは、あなたと施設の間に入ってくれる頼もしい存在です。
面接当日の付き添いもしてくれますよ。
そして何より、「給与」「労働条件」「人間関係などの職場環境」の情報を持っています。
転職エージェントに「どのような施設かを教えてもらって納得してから」面接に進むことができます。
- 自分では聞きにくいこと
- 面接当日では印象が悪いこと
こういったことを事前に確認してくれるのが転職エージェントです。
あなたが今より良い職場で仕事をするために、転職エージェントの活用は必須です。
転職エージェントは、多くの介護職が転職をする際に利用しています。
ぜひご活用くださいね。
