「自分と同じ介護職として働いている人って、みんなボーナスってどれくらいの金額もらっているのかな?」
「同じ職場の人に、『ボーナスいくらだった?』って聞けないし、同じ職業の人がボーナスでいくらもらっているのか気になる!!」
「俺(私)のボーナスって絶対低い気がするんだけど…平均の金額ってどれくらいなんだろう」
ボーナスの時期がくると、このような思いが出てきますよね。
ただでさえ「給与が安い」と言われている介護職です。
ボーナスは大イベントですね。
この記事では、
「介護職のボーナスの平均が知りたい!」
「みんなはどれくらいボーナスもらっているんだ!」
と気になる人のために、「介護職のボーナスの平均」を大公開いたします。
厚労省が発表しているデータに基づきお話をしていきます。
こんな方におすすめ
- 介護職のボーナスの平均を知りたい人
- 介護職のボーナスの支給日を知りたい人
- 介護職で「ボーナスなし」の人
- 介護職がボーナスを上げるための方法が知りたい人
介護職のボーナスの平均はいくら?
さて、みなさんがもっとも気になっている介護職のボーナスの平均ですが、平成30年9月の実績で290,520円ということになります。
厚労省では、具体的に「290,520円ですよ」と発表したわけではありませんので、金額の根拠をこれから少しお話していきます。
まずは、下の図を見てください。
これは、厚労省が発表した「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」というものです。
「各施設の加算取得状況」とか「平均給与」等の調査結果と、「前年度との比較」が掲載されているものです。
表の一番下が、「うち、一時金(賞与等)」となっていますね。
この48,420円がボーナスの金額になります。
注4)というところに、
「一時金は賞与その他臨時支給分として4〜9月に支給された金額の1/6」
と書かれていますね。
つまり、夏のボーナスを半年(6ヶ月)で割って1ヶ月分に換算した金額が48,420円ということですね。
ということは、この48,420円に6を掛ければ、平成30年度の夏のボーナスの平均金額が分かるということです。
そして、実際に6を掛けて算出した金額が先ほどの290,520円ということになります。
注意ポイント
これは総支給額であって手取り(振り込まれる金額)ではありません。
平成30年度の時点では、介護職のボーナスの平均金額は290,520円ということになります。
ご自身のボーナスと比べてみて、いかがでしょうか。
介護職のボーナスの支給日は?
介護職のボーナスの支給日はいつなのでしょうか。
今回参考にした厚労省のページには、
「平成29年6月期の賞与の算定に…(以下省略)」
という言葉が出て来ているので、一般的なボーナス支給日である6月が多いようですね。
私も、いくつかの施設を経験していますが、どこの施設も夏のボーナスは6月でした。
冬のボーナスについてはデータが出ていないので、私の経験になってしまいますが12月に支給されることがほとんどです。
さらに、夏のボーナスも冬のボーナスも15日に支給されることが多いです。
つまり、夏のボーナスは6月15日、冬のボーナスは12月15日が支給日といえるでしょう。
※施設によって違いがあるので全部の施設が同じ訳ではありません
介護職で「ボーナスなし」もある
介護の仕事は給料が安いと言われていますが、さらに「ボーナスなし」という施設で働く人もいるのが現実です。
ツイッターでも、「私の施設はボーナスがありません」という人がいます。
ただし、ボーナスなしの場合は次の2つのタイプに分けることができます。
ボーナスなしの場合
- ボーナスが元々毎月の給与に振り分けられている
- 経営が悪いかブラック施設で本当にボーナスがない
年俸制などで、ボーナスが元から毎月の給与に振り分けられているので、ボーナスなしという人もいるかもしれませんね。
この場合、ボーナスは毎月の給与に入っているので「ボーナスあり」として考えましょう。
本当にボーナスなし、毎月安月給という人は、最後のまとめの内容を本気で参考にしていただきたいと思います。
まとめ:介護職のボーナスは増やすことができる
この記事では、介護職のボーナスについてお話をしてきました。
介護職のボーナスの平均は290,520円という金額を貰っているということです。
あなたのもらっているボーナスと比較してみていかがでしょうか。
「まじか…俺(私)のボーナスって平均の半分かよ…」
なんて人もいるかもしれないですね。
平均が約300,000円として、半分とすると150,000円ですよね。
ボーナスは基本的には夏と冬の2回ありますから、年間で300,000円の差が出るということですよね。
場合によっては、あなたより年齢も低く、キャリアも短い人が、あなたより多いボーナスをもらっている可能性もありますよ?
今回紹介したデータは、厚労省が発表した平成30年9月のデータです。
実は、対象となっているのは「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」「訪問介護」「通所介護」「認知症対応型共同生活介護(グループホーム)」です。
つまり、今回のデータは「有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」は対象外となっています。
ボーナスの時期になると、ツイッターでボーナスについてつぶやく人を多くみかけます。
そういった人の中には、「ボーナス出たけど、なにこれ…3,000円」みたいな内容をつぶやく人もいます。
ボーナス3,000円の人が平均と比べると、100分の1ですよね…。
ボーナスが低い人は、先ほど挙げた「有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」で働く人が多いです。
民間企業が運営している施設は、給与やボーナスが低くなりやすいのは確かです。
「もっとボーナスもらいたい!!」
「自分より年下でキャリアが短い人よりボーナスが安いなんて納得できない!」
という人は、社会福祉法人や医療法人財団が運営している施設で、かつ、介護職処遇改善加算(Ⅰ)や(Ⅱ)を取得している施設に転職するだけで変わってきますよ。
つまり、働く場所を変えるだけでボーナスは上がるということです。
たったこれだけのことです。
今のボーナスに満足していないなら、今すぐ行動を!