介護職として働いているけど、ストレスが限界にきていて辛い…
介護職として働いている人は、日々莫大なストレスを抱えながらお仕事をされているのではないでしょうか。
知っての通り、ストレスを溜めすぎると病気になってしまいます。
介護職として頑張っている人の中にも、ストレスを抱えて病気になってしまった人はたくさんいます。
この記事では、「介護職が抱えるストレス」についてお話をしていきます。
具体的には次のようなことが分かる内容になっています。
この記事を読むとわかること
- ストレスが限界になるとどのような病気になるのか
- 介護職のストレスの原因は何か
- あなたが抱えているストレスをチェックをする方法
- ストレスマネジメントの方法
- ストレスを抱えないようにする対策
- ストレスを解消する方法
このようなことを知りたいと思う人は、ぜひ読み進めてくださいね。
もちろん、最初から最後まで読まずに気になった部分だけ読んでいただいても構いません。
ストレスの原因や解消法について知り、ストレスの少ない毎日を送れるようにしましょうね。
それでは早速みていきましょう。
介護職のストレスが限界になるとかかる病気とは?
介護職として頑張るあなたがストレスを抱え過ぎてしまった場合、どのような病気にかかる可能性があるのでしょうか。
代表的なものは次のような病気です。
ポイント
- 心理的な病気:うつ病、不安障害、適応障害 など
- 行動的な病気:アルコール依存症、適応障害 など
- 身体的な病気:過敏性腸症候群、過換気症候群、自律神経失調症、胃十二指腸潰瘍、冠動脈疾患 など
※引用:不安・イライラに振り回されない 介護のストレスマネジメント
聞いたことがある病気もあれば、初めて聞いたというものもあるかもしれませんね。
それぞれの病気について簡単に紹介しておきます。
【1】うつ病
うつ病は精神疾患でも多くの人に知られている病気ではないでしょうか。
厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」でうつ病について紹介されていますので引用させていただきます。
眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
薬による治療とあわせて、認知行動療法も、うつ病に効果が高いことがわかってきています。早めに治療を始めるほど、回復も早いといわれていますので、無理せず早めに専門機関に相談すること、そしてゆっくり休養をとることが大切です。
「みんなのメンタルヘルス」でも紹介されている通り、「眠れない」「食欲がない」といった状態が継続している人はうつ病を発症している可能性を否定できません。
また、うつ病には気分が落ち込んだままになる「うつ病」と、気分がとてもハイになったり落ち込んだりを繰り返す「躁うつ病」があります。
「躁うつ病」は、「双極性障害」とも呼ばれますので、どちらかの呼び名で聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
いずれにしても、「うつ病」はストレスを抱えすぎると誰しもがかかる可能性がある病気です。
ストレスを溜めすぎないようにしましょう。
【2】不安障害
不安障害は色々な精神障害の総称になります。
たとえば、「パニック障害」「強迫性障害」「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」などが挙げられます。
不安障害は「不安」を原因として発症されるとされているので、仕事で強い不安を感じ続けているとストレスとなり不安障害を引き起こす可能性が出てきます。
不安障害に関しても、厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」で取り上げられています。
「不安障害」というのは、精神疾患の中で、不安を主症状とする疾患群をまとめた名称です。その中には、特徴的な不安症状を呈するものや、原因がトラウマ体験によるもの、体の病気や物質によるものなど、様々なものが含まれています。中でもパニック障害は、不安が典型的な形をとって現れている点で、不安障害を代表する疾患といえます。不安障害の主症状は不安です。不安とは漠然とした恐れの感情で、誰でも経験するものですが、はっきりした理由がないのに、あるいは理由があってもそれと不釣り合いに強く、または繰り返し起きたり、いつまでも続いたりするのが病的な不安です。
不安のあらわれ方にはいろいろな形があり、それによって不安障害の下位分類がなされています(ただし原因の明らかなものは原因によって分類)。
【3】適応障害
適応障害も、ストレスフルな状態が続くと発症する精神症状です。
暴飲暴食や危険運転、無断で仕事を休んでしまうといった状態が起こります。
憂鬱な気持ちにもなるのでうつ病に似ている部分もありますが、情緒や行動が不安定になるのが特徴です。
適応障害にはどんな症状があるのでしょうか?こちらもICD-10の診断ガイドラインを見ますと、抑うつ気分、不安、怒り、焦りや緊張などの情緒面の症状があります。置かれている状況で、何かを計画したり続けることができないと感じることもあるでしょう。また行動面では、行きすぎた飲酒や暴食、無断欠席、無謀な運転やけんかなどの攻撃的な行動がみられることもあります。子どもの場合は、指しゃぶりや赤ちゃん言葉などのいわゆる「赤ちゃん返り」がみられることもあります。不安が強く緊張が高まると、体の症状としてどきどきしたり、汗をかいたり、めまいなどの症状がみられることもあります。
適応障害ではストレス因から離れると症状が改善することが多くみられます。たとえば仕事上の問題がストレス因となっている場合、勤務する日は憂うつで不安も強く、緊張して手が震えたり、めまいがしたり、汗をかいたりするかもしれませんが、休みの日には憂うつ気分も少し楽になったり、趣味を楽しむことができる場合もあります。しかし、うつ病となるとそうはいかないことがあります。環境が変わっても気分は晴れず、持続的に憂うつ気分は続き、何も楽しめなくなります。これが適応障害とうつ病の違いです。持続的な憂うつ気分、興味・関心の喪失や食欲が低下したり、不眠などが2週間以上続く場合は、うつ病と診断される可能性が高いでしょう。
【4】アルコール依存症
アルコール依存症は、読んで字のごとくアルコールに依存してしまう病気です。
アルコールなしでは生きられない状態ですね。
アルコールの飲み過ぎは体を壊しますから、生活のあらゆる部分に弊害が出てきます。
依存症というだけあり、なかなかやめることができませんし、禁酒すると禁断症状として手足の震えやイライラした状態が出てきます。
アルコール依存症になってしまうと、本人の強い意思がなければ治療できないといえるでしょう。
大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態が、アルコール依存症です。その影響が精神面にも、身体面にも表れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てきます。またアルコールが抜けると、イライラや神経過敏、不眠、頭痛・吐き気、下痢、手の震え、発汗、頻脈・動悸などの離脱症状が出てくるので、それを抑えるために、また飲んでしまうといったことが起こります。
アルコール依存症は「否認の病」ともいわれるように、本人は病気を認めたがらない傾向にあります。いったんお酒をやめても、その後に一度でも飲むと、また元の状態に戻ってしまうので、強い意志で断酒をする必要があります。ですから、本人が治療に対して積極的に取り組むこと、家族をはじめ周囲の人のサポートがとても大切です
【5】過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、最近テレビでも取り上げられるようになってきているので聞いたことがあるという人もいるかもしれませんね。
主に、お腹の調子が整わずに下痢や便秘を繰り返してしまう状態になります。
「体質」と思っている人も、もしかするとストレスが原因で過敏性腸症候群になっているかもしれませんよ。
詳しくは日本消化器病学会ガイドラインを読んでみると分かりやすく紹介されていますよ。
【6】過換気症候群
過換気症候群になると、呼吸する回数が増えます。
呼吸する回数が増えると何が問題かというと、体内への空気の出入りが多くなりバランスが崩れてしまいます。
体内の空気のバランスが崩れると、手足のしびれ等といった症状が起こります。
不安が原因で発症することが多いとされていますので、過換気症候群についてもストレスが原因で起こるものといえます。
過換気症候群についてもっと詳しく知りたい人は一般社団法人日本呼吸器学会のホームページをご参照くださいね。
【7】自律神経失調症
自律神経失調症という言葉も、聞き慣れた言葉となっているかもしれませんね。
実は、「自律神経失調症」とは病名ではありません。
不規則な生活習慣により自律神経のバランスが乱れてしまったことによる体の不調のことを表す言葉です。
つまり、自律神経が乱れたために体に不調が起こった状態を示しているということですね。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」がありますが、この2つがバランスよく機能している状態が正常です。
しかし、不規則な生活やストレスによって交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうことがあります。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまえば「正常」ではなくなりますので、体に不調が起こるということになります。
自律神経失調症による症状は人それぞれですので、体の不調が続いている人は病院に受診してみることをおすすめします。
自律神経失調症については「総合南東北病院のホームページ」をご覧ください。
【8】胃・十二指腸潰瘍
胃・十二指腸潰瘍は胃液によって胃・十二指腸の組織が剥がれ落ちてしまう状態を言います。
症状としては、みぞおちあたりの痛みや食欲不振、胸焼けや胃もたれ、吐き気といった症状が出ます。
このような症状が続いている人は病院へ受診しましょう。
気をつけていただきたいのが、症状が出ない人もいるということです。
少しでも体に不快感がある人は注意するようにしてくださいね。
胃・十二指腸潰瘍については「守口敬仁会病院のホームページ」をご覧ください。
【9】冠動脈疾患
冠動脈疾患とは、「狭心症」や「心筋梗塞」のことをいいます。
動脈が硬くなってしまい、充分な血液が流れなくなってしまうことによって起こります。
血液は酸素を運んでいますから、血液が充分に流れないと酸素不足になってしまいます。
症状としては胸が痛くなる「胸痛発作」を起こします。
最近胸が痛いかも…という人は気をつけてくださいね。
冠動脈疾患についてもっと知りたいという人は「メドトロニックのホームページ」をご覧ください。
介護職のストレスになる3つの原因
ここからは、ストレスの原因となりやすい次の3つのことについて紹介します。
ポイント
- 人間関係のストレス
- 利用者へのストレス
- 夜勤のストレス
介護職として働く人の多くが、このような原因によってストレスを感じています。
特に「人間関係」については「仕事を辞める理由」になることも多いものです。
それでは、1つずつみていきましょう。
【1】介護職のストレスになる人間関係
介護職のストレスの原因の1つ目は「職場の人間関係」です。
「職場の人間関係」とは、上司や部下、同僚との関係です。
当然ですが、勤務時間が8時間であれば、その8時間を自分の嫌な人と過ごさなくていけません。
介護職はみんなで力を合わせる協同業務が多いですから、1日自分の嫌な人と関わらずに仕事を終えるということが難しい職種です。
「嫌な人とは関わらなければ良い」という言葉もありますが、介護職にとっては「嫌な人と関わらないようにする」というのは退職するくらいしか道はないのです。
つまり、嫌な人がいる職場で働き続ける以上、毎日人間関係のストレスは抱え続けていくということになります。
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【2】介護職のストレスになる利用者との関係
介護職のストレスの原因となるものの2つ目は「利用者との関係」です。
利用者との関係とは、たとえば認知症がある人は、こちらが何をお願いしたり説明したりしても忘れてしまいますから、同じことを繰り返し話したり同じ行動をしたりといったことが起こります。
介護職員は専門職ですから、認知症がある人がそのように行動することは承知しています。
しかし、それ以前に介護職も人間ですから、やはりストレスを抱えてしまいます。
利用者の対応をする業務と雑務的な1日の業務がありますから、その間で歯がゆい思いをすることもしばしばあります。
また、ご利用者1人に対して1人の担当職員というわけにもいきませんから、同時に複数のご利用者を対応しなくてはいけないこともあります。
そういった日々のご利用者との関係が、知らず知らずのうちにストレスになっていることもあるのです。
【3】介護職はの夜勤がストレスを溜める
介護職をしている人の中には夜勤業務をしている人も多くいます。
夜勤の中でも、業務へのストレスやご利用者へのストレス、職員同士の人間関係のストレスがあります。
しかし、今回ここでお伝えしたいのは「夜勤は人間の生活に反した時間」だからこそ溜まるストレスがあるということです。
本来、人間は日が昇って行動して日が沈んだら寝るというのが基本ですよね。
夜勤は日が沈むころに仕事が始まり、日が昇った後に帰宅して就寝をします。
人間の生活サイクルに反した行動は、無意識のうちに身体的にも精神的にもバランスを崩してストレスが溜まった状態になってしまいます。
夜勤によって溜まってしまったストレスを上手に解消できれば良いのですが、加えて他のストレスもかかってくると病気になってしまう可能性もあるわけです。
夜勤をしている人は、それだけでストレスが溜まりやすい状態になっているということです。
介護職は定期的にストレスをチェックしましょう
ここで紹介してきたように、介護職として働いている人は常にストレスが溜まりやすい状態にあります。
ストレスを感じていることを自覚している場合はまだ良いのですが、無意識のうちに抱えてしまっているストレスほど怖いものはありません。
定期的にストレスをチェックする機会を持つようにしましょう。
とは言っても、自分ではなかなかストレスをチェックする機会ってないですよね。
あなたが働いている職場では、年に1回のストレスチェックをしているでしょうか?
「労働安全衛生法」という法律が改正され、2015年の12月から50人以上の労働者がいる職場ではストレスチェックをすることが義務になっています。
労働者が50名以上いるにも関わらずストレスチェックをしていない事業所があれば問題ありですよ!
さて、では実際に自宅などで自分でストレスチェックをしてみたいと思ったとき、どのようにすれば良いでしょうか。
厚生労働省が実施している「5分でできる職場のストレスセルフチェック」で自宅や外出先でも簡単にストレスの自己検査が出来るので是非やってみてください。
介護職のストレスマネジメントについて考えよう
介護職はストレスが溜まりやすい職業だということをお話してきました。
また、先ほど紹介したセルフチェックをして今は大丈夫でも、これから先ストレスがどんどん溜まっていくこともあります。
すでにストレスフルな状態に陥ってしまっている人もいるかもしれませんね。
そこであなたが考えなくてはいけないことは、「ストレスマネジメント」です。
ストレスマネジメントとは
ストレスマネジメントとは、ストレスが溜まらないように対策をしたり、溜まってしまったストレスを解消したりと、ストレスに押し潰されないようにコントロールすることです
仕事は生活していくためのお金を稼ぐ大切な手段ではありますが、あなたの体が健康であってこそできることです。
ストレスを溜め続けたことにより身体的にも精神的にも限界がきてしまっては、仕事もできず、あなたらしい人生を過ごすことができなくなってしまいます。
ストレスマネジメントは、あなたが幸せな生活をしていくために必要不可欠なものです。
ここからは、ストレスマネジメントである「ストレスの対策」と「ストレスの解消法」について紹介していきます。
介護職がすべき3つのストレス対策
これからお話するのは、ストレス対策についてです。
ここでは3つのストレス対策について紹介します。
ポイント
- 生活リズムを乱さない
- ストレスを吐き出す
- 楽しみをつくる
ストレス対策は、日頃からストレスを溜めないようにするにはどうすれば良いかというものです。
ここで紹介している3つのことを実践して、ストレスの少ない日々を目指しましょう。
それでは1つずつみていきましょう。
【1】生活リズムを乱さない
ストレスを溜めないようにするためには、日々の生活を見直すことから始めましょう。
夜勤がストレスになるのは生活リズムが乱れるからだというお話を先ほどしましたが、夜勤をしていない人でも自分の生活リズムが不規則になっていないか考えてみてください。
もし、睡眠時間や食生活、運動を全然しないなどといったように良くない生活習慣があるのであれば今すぐ見直しましょう。
体は1つですから、仕事中のストレスだけ防げば大丈夫ということではありません。
生活全般のストレスを減らすよう、まずは日々の生活リズムが乱れないように気をつけてくださいね。
【2】ストレスを吐き出す
ストレスを溜めないように、ストレスに感じたことがあればすぐに吐き出すようにしましょう。
吐き出し方は、「人に話す」「何かに書き出す」という方法があります。
人に話すにしても、書き出すにしても気をつけてほしいことがあります。
それは、「話す相手」と「書き出す場所」です。
たとえば、嫌いな上司の愚痴を同僚に言ったとしましょう。
その同僚が実はその上司と仲が良くて愚痴を言っていたことを告げ口してしまったとか、ついついSNSに愚痴を書き込んだら実は自分のアカウントが同僚に知られていて告げ口されてしまったなんてことになりかねません。
「話す相手」と「書き出す場所」にさえ注意は必要ですが、吐き出すことはストレスに対処するためにはすごく大切なことです。
家族に話したり、いらない紙に思いっきり書きなぐったりしてストレスを溜めないようにしましょうね。
【3】楽しみをつくる
ストレス対策で意外にも効果的なのは、楽しみをつくるということです。
付き合っている人がいると「彼氏に会う予定があるから頑張れる」なんて言葉を言う人もいますよね。
このように、人は楽しみがあると頑張れるものです。
それに対して、「自宅と職場を往復する毎日」ではストレスも溜まっていく一方です。
良い方法は、シフトが決まった瞬間に楽しみとなる予定を定期的に入れてしまうというものです。
誰かと遊ぶ予定や買い物に行く日、日帰温泉に行くなんて予定も良いですよね。
楽しみとなる先の予定を決めておくことで、日々感じるストレスに対処してくという方法もおすすめです。
介護職に実践してほしい3つのストレス解消法
それでは、介護職におすすめのストレス解消法を3つ紹介します。
3つのストレス解消法
- 深呼吸をする
- 1人の時間を持つ
- 贅沢をする
「こんなことで解消されるの?」と思うかもしれませんが、このような小さな積み重ねがとても大切です。
それでは1つずつみていきましょう。
【1】深呼吸をする
介護職におすすめするストレス解消法の1つ目は「深呼吸をする」という方法です。
「息が詰まる」なんて言葉がありますが、ストレスを感じているときはまさに息が詰まっています。
詰まってしまった息を吐き出して、新しい新鮮な空気を取り入れるためにするのが「深呼吸」です。
息が詰まってしまうと、体が緊張した状態になってしまいます。
深呼吸をして体の緊張をほぐしてあげる時間が大切です。
深呼吸をするときに大切なのは、「何も考えない時間を作る」ということです。
色々と考えてしまう人は、目を閉じて「鼻から吸って…口から吐く…」と頭の中でつぶやきながら深呼吸をするのがおすすめです。
1日1回ではなく、1日の中で何回か何も考えずに深呼吸をする時間を確保するようにしましょう。
【2】1人の時間を持つ
介護職におすすめするストレス解消法の2つ目は「1人の時間を持つ」という方法です。
介護職として働いていると、「職員同士の人間関係」「利用者や家族との人間関係」「他事業者との人間関係」と人ばかりです。
1日の勤務時間が8時間とすると、8時間ずっと人と接していることになります。
休憩時間でさえも、職員食堂や休憩室で人と接していることになります。
介護職が仕事中常に人と関わっている仕事ですから、ストレスを解消するためには「人と関わらない時間」が必要となります。
「1人で映画を観る」とか「読書をする」といったように、1日の中で1人になる時間を持つようにするようにしましょう。
【3】贅沢をする
介護職におすすめするストレス解消法の3つ目は「贅沢をする」という方法です。
贅沢をすることは介護職に限らず、ストレス解消法として有名ですよね。
代表的な贅沢は「旅行」や「美味しいものを食べる」「買い物をする」といったものですよね。
「非日常を味わう機会を持つ」という言い方が良いかもしれませんね。
ストレスが溜まり過ぎて限界にならないように、「いつも頑張っている自分にご褒美をあげよう」という気持ちで贅沢をする時間を持つようにしましょう。
おわりに
今回は「介護職はストレスが限界になると病気になる!原因は人間関係と夜勤?」というテーマでお話をしてきました。
介護職は、職員やご利用者との人間関係、生活リズムを乱す夜勤業務といったことが原因でストレスフルな状態になりやすい職種です。
ストレスを溜めると病気になってしまうことがあるので、日々ストレスマネジメントをするようにして、ストレスが溜まらないように対処し、溜まってしまったストレスはすぐに解消するようにしましょうね。