介護職の給料

介護職の給料は今後上がるのか|なかなか上がない人が上げるには?

給料

 

「介護職の給料って今後は上がるのかな?」

「なかなか上がらないんだけど、上げるにはどうすれば良いんだろう…」

 

今回は、このような悩みにお答えするために「介護職の給料は今後上がるのか|なかなか上がらない人が上げるには?」というテーマでお話をしていきます。

 

ということで今回の記事は、次のような人に向けて書いています。

 

こんな方におすすめ

  • 介護職の給料が今後上がるのか気になる人
  • 給料がなかなか上がらない人
  • 給料を上げたい人

 

 

それでは早速みていきましょう。

 

介護職の給料は今後上がるのか

介護職の給料は今後上がるのか?」ということですが、結論から言うと上がります。

現在、上がってきている途中の段階といえますね。

 

介護職の給料は、2018(平成30)年は290,120円でした。

厚生労働省が発表している「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」に掲載されているものを引用しておきます。

 

厚生労働省
平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

 

注意ポイント

月給・常勤の者の金額です

 

このように、2017(平成29)年と比較しても10,850円増額しています。

参考までに、2016(平成28)年は「289,780円」、2015(平成27)年は「280,250円」でした。

 

つまり、2015(平成27)年〜2018(平成30)年の3年間で20,720円増額したということです。

この結果から分かることは、「介護職の給料は上がってきている」ということです。

 

そして、今後のことでいえば「介護職員特定処遇改善加算」という介護職の給与アップへの取り組みも始まります。

 

介護職員特定処遇改善加算って勤続10年以上の介護福祉士だけじゃないの?

 

と疑問に思っている人もいると思いますが、現状としては勤続10年以上の介護福祉士がいなくても良いことになっています。

今回は詳しい説明は省きますが、参考までに下記に加算取得の要件を記載しておきますね。

 

特定処遇改善加算–算定要件

  • 現行の福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅰ)〜(Ⅲ)までを取得していること
  • 福祉・介護職員処遇改善加算の職場環境等要件に関し、複数の取組を行っていること
  • 福祉・介護職処遇改善加算に基づく取組について、ホームページへの掲載等を通じた見える化を行っていること

※第168回–介護給付費分科会資料より

 

このように、「介護職の給料を上げよう」という取り組みが進んでいます。

超高齢社会がまだまだ進んでいくため、介護職の給料は今後も上がっていくということです。

 

介護職で給料がなかなか上がらない人の共通点

介護職の給料は今後も上がっていくという話をしました。

 

「僕(私)の給料は全然上がってないんだけど…」

 

このように思っている人もいるかもしれませんね。

 

ここで1つ質問をさせてください。

 

「あなたのいる施設や事業所は『介護職員処遇改善加算』は何を取得していますか?」

 

「え…介護職員処遇改善加算て…何?」

 

もしこのように思った人がいれば要注意です。

私たち介護職員の給料に影響を与えている1つが、「介護職員処遇改善加算」です。

 

ここでの詳しい説明は割愛させていただきますが、簡単に言ってしまえば「介護職員の給料を改善する加算」のことです。

介護職員処遇改善加算は(Ⅰ)〜(Ⅴ)まであって、(Ⅰ)を取得している事業所で働いている人は給与が高い傾向にあります。

 

「給与が全然上がらないよ…」という人は、介護処遇改善加算の低い基準を算定している事業所に勤めている可能性があります。

あなたが働く事業所がどの加算を取得しているか、よくチェックしてみてくださいね。

 

介護職員処遇改善加算が良い加算を取得しているのに給料が安いという人は、経営状態が悪いかブラック事業所の可能性があるので気をつけてくださいね。

 

介護職が今後給料を上げるには3つの方法がある

介護職はまだまだ給料が安い業界ですから、働く誰しもが「給料を上げたい」と思っていますよね。

そこで、今後給料を上げるにはどうすれば良いかを紹介します。

 

今後給料を上げる方法としては3つあります。

ポイント

  • 今の施設で出世する
  • 資格を取って職種を変える
  • 転職する

 

それぞれについてもう少し詳しくみていきましょう。

 

【1】今の施設で出世する

今後給料を上げる1つ目の方法は、「今の施設で出世する」ということです。

これは、たとえば介護リーダーのような立場になったり、主任になったりするということです。

 

場合によっては事務長になるなんてこともあるかもしれませんね。

このように、今の施設にいながら出世するというのが1つの方法ですが、給料が安い事業所にいるのであれば出世しても期待するほど増額することはないでしょう。

 

【2】資格を取って職種を変える

今後給料を上げる2つ目の方法は、「資格を取って職種を変える」ということです。

今、介護職として働いている人はケアマネ(介護支援専門員)の資格を取ってケアマネをやるというのも1つの選択肢です。

 

厚労省の資料によれば、介護職よりケアマネの方が給料も良いですからね。

参考までに全職種掲載しておきますね。

 

厚生労働省
平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

 

介護職にも、今は「認定介護福祉士」という資格がありますから、取得することで給料が上がる職場であえれば1つの方法でしょう。

 

このように、新しく資格を取得することで給料を上げるという方法もあります。

 

【3】転職する

今後給料を上げる3つ目の方法は「転職する」ということです。

転職する方法には今までの2つと違うメリットがあります。

 

ポイント

  • すぐに給料を上げられる
  • 介護職のままで良い

 

今まで紹介した2つの方法は、言ってしまえば「介護職のまま今の事業所にいても給料は上がらないよ」ということなんです。

出世してもたかが知れていて、職種を変えるということは介護職ではなくなってしまいます。

 

「介護職のまま給料を上げたいんだけどな…」

 

という人は、転職するのが1番の近道です。

 

ポイント

自分で求人探しをすると給与交渉しにくいので、転職エージェント等を利用して転職活動をすることで給与交渉も代行してくれます。

 

介護職のまま給料を上げたいという人には転職がおすすめです。

 

まとめ:介護職の給料は今後も上がっていくけど今すぐ上げたいなら転職するのも1つの方法

今回は「介護職の給料は今後上がるのか|なかなか上がない人が上げるには?」というテーマでお話をしてきました。

 

大切なことなので最後にまとめておきます。

まとめ

介護職の給料は今後も上がるのか?

  • 介護職員の処遇改善というものが進んでいるので、これからも上がる

処遇改善が進んでいるのに給料が上がらないのはなぜか?

  • 介護職員処遇改善加算は5段階に分かれていて、あなたが働いている施設が低い段階にいる可能性が高い
  • 処遇改善は高いけど給料が低いなら、経営状態が悪いかブラック事業所の可能性がある

介護職として給料を上げるにはどうすれば良いか?

  • 「介護職のまま」ということであれば転職するのが1番の近道
  • 介護職にこだわらなければ、資格を取って職種を変えるのも1つの選択肢

 

どの職場にいても、勤続年数が増えていけば給料は少なからず上がっていくでしょう。

でも、この記事を読んでくれている人は、「今の給料に全然満足できていない」という人だと思います。

 

今の職場に居続ける理由がないのであれば、転職してしまった方がすぐに給料を上げることができますよ。

 

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転職してみようかな…」と思う人は参考にしてみてくださいね。

 

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